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シドニー出張メモ - ETA / ETAS 編

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前回はフライトとホテルの手配について紹介をしました。とはいえ久しぶりの出張となると手配するものが変わっていたりします。今回はその中の1つ、オーストラリアの ETA / ETAS に関して紹介をします(ETAS という記載も多いのですが、ここから先は ETA に統一します)

オーストラリアに行くためには ETA が必要

海外の渡航に関して、新型コロナが蔓延するよりも以前から各国に入国するための条件みたいなものがあります。アメリカであれば ESTA で手続きをしておく必要がありますが、オーストラリア版では ETA があります。条件は以下の通りです

  • ETA 対象国籍のパスポート所持者(日本はこの対象に入っています)
  • 訪問目的が観光および親族・知人訪問(観光 ETA の場合)
  • オーストラリアで就労していないこと(観光 ETA の場合)
  • 3 ヵ月を超える滞在でないこと
  • 健康であり、犯罪歴がないこと

申請に関して、これは ESTA もそうですが旅行代理店が宣伝をかけていて、オンラインで申請してみたけど高かった、という感じになる人が私の周りでもたまにいます。代理店を利用せずに自分で申請をしましょう。

現在はこの手続きはアプリでできるようになっています。

手続きを進めていきます。私は iPhone を利用しているので iOS での手順となります。

ETA

設定を進めて行く

アプリを立ち上げると、確認事項が出てきます。同意の画面では一番下までスクロールをした上で Agree をクリックします。プロフィールを保存するため、アプリの認証を Face ID にするかパスコードにするかを聞いてきます。私は Face ID を選択しました。

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アプリのパスコードなどを設定したあと、Applicants の画面になります。ここは申請した書類がない場合は画面と同じように表示されます。

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ということで、New ETA のボタンをクリックします。手続きの同意をするとパスポートの記載事項が含まれているページの写真を撮る画面になります。

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カメラを有効にして、枠の中に入ると自動的にシャッターが押されるので、枠に入るように集中するだけで OK です。次のステップはパスポートのチップを読み取ります。

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個人的にパスポートのチップを利用するのは初めてかもしれません。Read passport のボタンをクリックしたあと、スマホのリーダーと IC チップの場所を合わせるため、スマホをパスポートの上で少し動かしたりしてください。読み取りが終わると、完了を確認することができ、読み取った情報に関しての確認画面が表示されます。

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記載事項に問題はないはずなので進めていきます。続いて顔写真を撮ります。

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枠が出てきてそこに顔がマッチすると自動的に写真を撮ります。せっかくなので、いい顔で枠に顔を揃えておきましょう。この先はパスポート情報は不要になります。画面では既存の visa があるかどうかの核に因果表示されます。この後、以下の情報を入力していきます。私の入力したデータもサンプルとして記載しておきます。

  • Country of birth (生まれた国): Japan
  • Alias (別名): No
  • Email : 自分のメールアドレス

メールアドレスに関しては正しいかどうかの認証が入ります。自分のメールボックスに届いたコードを入力してください。

  • Applicant's home information(住んでいる住所): 住所の入力、マニュアルを選択して入れていきます
  • Mobile number : スマートフォンの番号を入れます、+81 の次の 090 とかの最初の 0 は外しておきましょう

上記の入力が終わったら、プロファイルを保存する形になります。

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取得する ETA の内容を選択していきます。

  • Select ETA type : 今回は Business
  • Are you the applicant? : yes
  • I declere that the applicant is outside Australia and curently located in (申請者がオーストラリア以外で以下の国に住んでいる) : Japan
  • Declaration: 色々と書いてあります、内容を同意してチェック
ETA
  • Criminal convictions : 前科はあるか?ってことなので No
  • Domestic violence : もちろん 2 つとも No
  • Intended addresss : 宿泊先のホテルを入れておきました

最後の確認が表示されて Next をクリックすると完了となります。続いて支払いについての確認が出てきます。私はクレジットカードで手続きをします。

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これで手続きは完了となります。

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結果はメールで受信

しばらくするとメールで PDF ファイルが届き、手続きが完了したという連絡がきます。これで、ETA の手続きは完了となります。

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まとめ

ETA の申請がアプリだけになっており、その際にはパスポートをチップを使う形になっており、手続きがより厳密になったなという印象を持ちました。ETA は1年間有効ということになるため、前回取ったのでそれで、という場合でも有効期限は確認をしたほうが良いです。次回は、オーストラリア入国に向けての手続きの確認をします。